B−11-2 Bodaimoto(雑学)ひもについて

布に引き続き、ひものお話です。

紐に関しても、なんだか今回ふと思いました。

今回、おたいを包む布をくるむ紐、これがないから菩提酛を始められないわーと言う声を。

紐というものは紐として存在して、それを使わなくてはならないと思っている所があるのではないかと。
え?どういうこと?って思いました??

紐がない時には、布の切れっ端の捨てそうな部分を細長いく切ってみて、それを紐として使うのよと提案してみたのでした。

うちの、布を切って作った紐

これね、実際やってみるとよく分かるんだけど、
切りっぱなしで綿100%の布でできた紐、
結構気持ち良いほどぎゅっ!としまって縛り口がほつれにくい!
綿だからという意味もあるでしょうし、切りっぱなしだから余計に繊維同士がぐっと絡み合う感じがする。

この良さをそのうちみんなも体感してみてね。


紐という概念に囚われすぎて、
紐がなければ何も出来ないと思ってしまう。




私もこれ、ありました。

ある時、確かあればお味噌を作ってその上から紙をかぶせ、その周りを紐で結びたかったんだけど、その紐がなくなったとかいう状況でした。



とあるご年配の方が、サランラップあるならそれで良いんじゃないって言ったんです。

いやいや、新聞紙で包んでその周りを紐で結ぶんだよ。。て思ったんです、私。





そしたらその方、サランラップを適当な長さに切って、きゅっとひとまとめにして紐状にしたんです。長さが足りない部分は、平面なうちにつなぎ合わせれば強くなりますね、それからギュッとまとめて紐状に。

サランラップがひもになった!と驚いた瞬間でした。
これがまた優秀なの。収縮性抜群で、伸び縮みが美しい。サランラップ同士もぐっと絡みつく感じで、
結び目も固く出来る!

そうだ、昔の人はひもがないからって、

一本だとすぐ切れる「わら」を紡いて強い紐にしたんだよなーって。

紐がなければ、木の皮を剥いできて、それを紐にしたりとかね、
植物の繊維質なものでどれが強いか知ってて、それを紐にしたり。

それこそ100年以上持てる巨大木桶をつなぎとめるのに、
竹を使うなんて誰が考えたんでしょうね。
それがまた、鉄より強いというね。




屋外で大きい方をすることになった時に、
紙の代わりに葉っぱ使う感じ
(そのたとえ、やめなさいってか。。笑)

そんなアイデアから、

特定なものがなくても他から作り上げれば良いんだな。
そんな知恵もっとほしいな。

って思いました。

布を細く切って、紐にして使うというアイデア。
無い時にはあるもので何か出来ないかなーと考えるアイデア。

買えばいいで済むこの時代に、
あえて頭を働かせてみる。

キャンプとかするとそういう機会もたくさんあるかもだけど、
日常生活に、もっと取り入れてみる!

ちょっと考えてみませんか??

2021年5月12日(水)

しおりでした。

うちにはきりっぱなしにしてあるさらし布がいくつもあります。
その横に、紐も何本か。

どちらも熱消毒して何度も使えるって嬉しいですね。
最後には、油料理を処理する時に、油を吸わせて捨てたりとかしてます♪

切りっぱなしで出てきた糸が気になる・・という方。
性格だから仕方ないけど、どうしようもない時にはどうしようもない。という時もある。
そんな時、
それに寄り添える余裕があると、
他にイライラする事も受け入れられるようになるかなー?

なんてね。

いや、切りっぱなしが気になる方は、無理して切りっぱなしにする必要ないですよ〜。