おはようございます。しおりです。
皆さんの菩提酛、本仕込みをしてからの様子をレポートで拝見させていただいておりますが、
皆さんも、ご自分のレポートだけでなく、他の方のレポートも見ていますかー??
皆さんのレポートの書き方が素晴らしいなぁと感心しながら、
それに対してコメントも返しています。
「イベントに参加」をクリックされた方は、
コメントが入るとお知らせが来ると思いますので、
その都度ちょこちょこチェックして、他の方の様子もチェックしてみて下さい。
皆さんに返しているコメントは、
その方だけではなく、
ここに参加されている皆さん全員に読んでもらいたいと思っています(本当はね。。。)
さて、アルコール発酵始まった方、まだな方、
いらっしゃると思います。
今回は去年とチョット意向を変えて、
なるべく低く、
そして「なんでもいい」ではなく、
「なるべくこれで」
やってみようという方法を取っています。
おかげで去年よりも断然時間かかっていますが。
そやしを放置しすぎることによる酸味が強すぎるお酒が出てくる懸念、
雑菌臭を抑える努力、
同時にそやしを育てる時期を少し長くして酵母を成長させてみる
(これに関しては目に見えてわかる事ではないので、まだこの方法が理想的かどうかは想像の世界です)
この辺りを考慮してだったのですが、
雑菌臭はある程度無いような気が?
酸っぱくなり過ぎそうであれば冷蔵保存により、
かなり回避出来ているのか?!
ただ、ここから実際お酒にしてみないとわからない所だと思います。
今度は皆さんの瓶からアルコール発酵させ無ければならないのですが。
現在本仕込みをして数日経って、
落ち着いてきている様子であれば、
アルコール発酵を促すために少し温めてみるのもありです。
温めてみるというのはチョット暖かい場所に置いてみるという程度です。
キッチンのコンロの横に置いたら突然アルコール発酵始まったというのもよく聞く話です。
突然温度を上げてそこに長いこと放置、
とか言うのを避けながら、
温度を上げてみることも、
チョットだけ頭に置いてみて下さいね。
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ちなみに。。。
生酛では、醪タンクに暖かい器具を入れて、もろみの一部を温めながら酵母発酵を促すんです。
皆さんの瓶に、小さなペットボトルにお湯を入れて突っ込む・・とかもありですが、
家庭用じゃないなーと、そのまま瓶ごとどっか暖かい所に置くというのを推奨してみました。
とにかく!蔵でやってるプロの技は、アイデアをもらう事はできても同じことは無理!
まず原材料が違う(酒用の米)から無理だとか解れば、最初から脱落です
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お酒の出来る原理、方法、何が家庭では一番理想か。
私の情報も日々更新中で、
へえ、そうだったのか!こっちのほうが良いのか!
酒蔵ではこうやるけど、家庭で作るお酒造りにはこっちのほうが現実的だな
などなど永遠に出てきます。
それでもこの方法を確立し、
沢山の皆さんが気軽に家庭でお酒づくりを取り入れられるように。
より健康的に麹を取り入れた生活が出来ること(毎日の料理に取り入れられれば腸内環境が相当変わるハズ)
麹発酵文化的考え方が広まること(ゆっくり、じっくりいこーとか、菌のバトン、皆必要で、皆それなりに役目があるんだよーとか)
日本の文化を伝える素になること(自分のアイディンティティを振り返ってみたり)
そんなきっかけになるのであれば、
お酒づくりに携わること、
「当たり前」の中にこの環境を入れることができれば、
良いことづくめです。
まだまだ発展途上な
「家庭でつくる菩提酛仕込みによるどぶろくづくり」
もっと作ってもっと楽しんで、
皆さんと一緒に情報共有していければ素敵だなーって思います。
まだまだ皆さんのお酒造りは続きますが、
ちょっと締めっぽくなってきたのでこのままこれをこの会の締めの一つとしますね。
後は皆さんのレポート中にてアルコール発酵を見守り、段仕込みや次に進む方はご自由に進んでもらい、
そしてまた補足が出たときにつけたしていきますね。
ちなみに、アルコール発酵さえしてしまえばそれを「酒母」として、増やす事により味を調整することが出来ます。
(注意:念の為確認ですが、この「酒母」とは、どぶろくを濾す前の醪(もろみ)の状態のものの事を言います。もろみから増やしていきますよ、皆さん)
辛くなってしまったら、麹や甘酒を入れて様子を見る。
段仕込みにする最初の酒母の量を少なくすれば、酒母の時に気になった匂いや酸味も、増やす度に落ち着いていったりします。
また出来たお酒を冷蔵庫に入れて放置しておいても、かなり落ち着いた味に変化してびっくりすることがあります。
とにかくここから無限に広がる世界。
この、ゼロから生み出すお酒の作り方を利用して、色々な楽しみ方を考えてみて下さいね。
この工程が好きな方はハマるはず。
実験好きな方、お酒好きな方によくあるパターン。
逆に、このパターンが面倒臭い方は、簡単どぶろくに戻る人もよくあるパターン。
どちらも良し!
自分にとって快適な方法を見つけて下さい。
何よりも何よりも、
皆さんのお手元にいつもどぶろくがある生活になりますように。
今日も良い一日を。
2021年5月19日(水)快晴!