(Feb2021Dobu5)清潔について

こんばんわ!
明日はバレンタインですね。
実はトロントはまだロックダウン中ですが、
せっかくだから何か楽しいことしたいですね。


そうだ明日。
間にあえば、一緒にどぶろくを仕込みませんか??
トロント時間2月14日の午後6時頃より、(間にあえば)仕込んでみてくださいね。

昨日は必要な材料と道具の話しをしましたが、全部揃えられそうですかー?
良かったら揃った材料と道具を集めて写真に撮ってアップしてもらえると嬉しいです。

●何のお米を使うか
●炊飯器か蒸し器か
●どぶろくを入れる容器
●乳酸菌と酵母はどれを使うか


とりあえず、やってみましょ!




さて、今日は準備のお話の続きです。

清潔について

良く本なんかでは全て殺菌消毒して。。なんてありますね。
あれを見るとどうしてもやりたくなくなる。。というひねくれものの私。

日本人はどちらかというと、綺麗好きで殺菌殺菌ってイメージがあるので日本人であればそれだけで、あまり強く言わなくてもよいかなぁって思っていました。

適当でいいんじゃない~?そこは。って。
私も基本、適当とはいえ、常識的にはある程度清潔にしているし、ありえないような事はしないでしょ~?。この「常識」の中に居ればそれでいいんじゃない?って

ある程度綺麗にしていれば、発酵食品は問題なくできます。
ただ、ちゃんと処理をしていれば、雑味のないクリアーな味になります。
もっと上のクオリティをめざすのであれば、とてもとても大切。

でも、そのために消毒消毒って言ってやりたくなくなるのであれば…まあ、この講習会は初心者向けだし、ちょっと位雑味のある味でもそれが手作りってもんよー位に。


そしたらですね。





結構私の想像を超える方がいらっしゃいまして!!(爆


こりゃいかん。
やっぱり講習会である以上は、講師として私はちゃんと言わなくちゃいかんなぁと思いました。



という事で、みなさん。

清潔は、第一条件です。

も一回言うよ?


















清潔は第一条件です!!

色変えてみた♪(しつこいて




私の講習会に出ている人は毎回聞いている言葉だと思うので、
「しおりさん、また言ってるよ~!!」って思うでしょう。

そう、それほど大事なんですね。


どぶろくを作る環境は、全て清潔にしましょう。

容器はしっかり流水で洗う。洗剤を使わない

その容器を置く台が汚いと意味ないですね。
じゃ、台もきれいにしないと。



発酵は、その人、その家、その場所によって出来が違います。
その場所の空気がきれいであれば、美味しいものに繋がります。
何百年も続く蔵で作る発酵食品が美味しいのは、そういう事。


何が言いたいか解ります???


出来ればおうちの中掃除しましょう。(にこり♪

お部屋の窓を開けて、しっかり掃除!




さわやかな空気も、どんよりした空気も、そこにいる菌によって変わるって言われているんですよ。森の中が気持ちいいのはそういう菌で満たされているから・・と言われるように。



外からの風を取り入れて部屋の空気を回せば、今こんもりたまった菌たちも風に乗ってふわーっとどっかに行き、




掃除が終わるころにはなんだか心も体もすっきり清々しくなることでしょう。



世の中今のこんな状況です。

家にこもりっぱなしでほこりたまっていませんか?
ちょっと気持ちが下向きになっていませんか?


毎日気持ちよく生活するためにも、
規則正しい生活に導くためにも。

掃除をして体を動かし、おうちの中の菌の環境も整えてみてください。
さわやかな菌で一杯にするの。

その上で、たっぷりと、本物の生きた発酵食品を体の中にとりいれ、体の中の環境もさわやかになる菌で一杯にするんです。




どぶろく作って飲むって、そういう意味もある。



そしてもう一つ。
これはどぶろく講習会のご紹介の時にも話をしましたが、この世の中には良い菌と悪い菌が存在してて、どちらも必要だという事。

良い菌と悪い菌なんて、何がどうなるとそう分別されるのでしょう?



そうそう。ただ単に、人間の体に良いとされるかそうじゃないかだけ。

あいつらはなーんにも考えずに、ただこの世での使命を果たしているだけなんですね。

という事で、話はいつの間にか菌の話へ





ありえないほどの絶妙なバランスを保ってこの世の中は成り立っています。

私達の体の中も
この地球上も。


この宇宙も。

小さな宇宙が私達一人ひとりであり、私達の体もそのバランスを保つために「自然な動き」が発生されるようになっているんですね。
体も自然治癒力で勝手に治るようにプログラムされている。


そのバランスを崩さない事。
(ちょうど、先日のおうちクリニックでも何度もこの話を。。)
(多分、何の話をさせても、こればかり言う私。だってそうなんだもん)



面白い事に、良い菌と悪い菌をそのまま置いておくと、良い菌が優勢に動くように成り立っています。

絶対に正義が勝つ!みたいな。



体の中もそう。(腸内環境とかね)


発酵食品もまさしくそう。
そして、良い菌が優勢になるような作り方を昔の人は自然に知識として導きだしていたんです。


日本で室町時代から伝わる菩提酛での酒おこしって、その代表的な物!
現在の研究室で証明されたようですが、かなりハイレベルな菌の管理方法に値するんですって!


面白いでしょ?
こうなってくると、発酵食品にはまりだすんだなぁ~♪


消毒剤なんかを使うと、一気に菌は死にますね。
それも殺菌ですが、良い菌も悪い菌も同時に死んでしまう。
そうなると再生されるのに時間がかかるし元に戻るエネルギーがどんだけ必要か。


なくしゃええ!じゃない。



ゼロ(無菌)にするのではなく、今ある環境を整える。
それが発酵のからくりでもあります。
良いも悪いもそこにあり、その中でいい奴だけが働く環境を整えて、いい奴がもっと良く動くようにしていく智慧があふれているんです。



それってさ、なんにでも当てはめることが出来そうでしょ?


発酵食品だけじゃなく。
体にも、
仕事にも、
夫婦関係にも、
子育てにも。

そのものを強制的に変えるのではなく、環境やそっちに行くようにリードしてあげて、良く動くようにしてあげるという事。
こういう考え方を世に広めていきたいというのが、私のしたい事。



鍼灸で人を治療する事も、
エクササイズ教えて自分でやってもらう活動も、
発酵教える事も、



全部それに繋がります。






いかんいかん、長くなってしまった。

これを今回のどぶろくづくりに当てはめますね。

どぶろくを作る時に、まず乳酸菌に頑張ってもらいます。
乳酸菌、酸っぱいですね。あいつらが仕込んですぐのどぶろくの中にいる雑菌たちを退治して、雑菌を寄せ付けないクリーンな環境にしてくれます。

その後に酵母菌が登場!
酵母さんは乳酸菌の作りあげた雑菌のない環境で、むほむほと糖を食べて、アルコールとガスを作り出してくれます。
そのアルコールがお酒になるという訳!

ガスは。。あのシュワシュワしたやつ。
スパークリングなお酒ってこうやって出来るんですね~

あら、お酒の説明は200字程度で終了でした。

難しい事言っても聞いてくれない人が多いからさっ。
興味がある方にはもっと説明します。聞いてくれる人に話すの、大好きです♪
是非また、ご一緒しましょう♪

まとめます。


●清潔は第一条件
●そこまで清潔に気合いれなくても、とりあえずはできる。(みんなそれなりに清潔にしているだろうから)味を良くしたいなら、大事な事。
●可能な限り、掃除をしてみよう!
 出来ればナチュラルクリーニング。重曹を使えば家じゅうすっきり!(検索してみー) 熱湯消毒した雑巾使おう。酒蔵のように♪
●この世のバランスをくずさない

●乳酸菌は雑菌を退治する酸っぱい奴
●酵母は糖を食べて、アルコールとガスを出す奴
●お酒が出来るからくりも、一部説明したことになるぞ

それでは今日は、この辺りで♪
明日のトロント時間、午後6時より、どぶろく作れる方は是非やってみましょうね。

2021年2月13日(土)

しおりでした